クレジットカード審査についてのあれこれ

奨学金 滞納 延滞 審査

奨学金の返済を延滞すると審査に響きますか?

奨学金を利用して大学・大学院などに進学した方で、その返済を滞納している(もしくは滞納したことがあった)という状態でクレジットカードの審査を受ける場合は「かなり審査に影響」してしまいます。

奨学金の種類は、大きく分けると以下の4つとなります。

独立行政法人日本学生支援機構の奨学金

最も有名な、多くの利用者がいる貸与型奨学金です。利息がまったく発生しない「第一種」と、在学中のみ無利息(在学中は猶予される)で卒業後に利息(年利3%が上限となっている)が発生する「第二種」があります。

各大学で行っている奨学金制度

ほとんどの国公立や私立大学には独自の奨学金制度があり、大きく分けると「貸与型」と「給付型」があります。利用者のほとんどは「貸与型」を利用することになります。「給付型」は「成績がずば抜けて優秀である、や、家計が非常に厳しい」などの理由で判断されて給付されるもので返済する必要がありません。「貸与型」とは返済しなければならない奨学金のことをいいます。利子が付くかつかないかは大学によってさまざまです。

地方自治体が行っている奨学金

各地方自治体が行っており、親などの保護者がその地方自治体に在んでいることを条件に奨学金が利用できる制度です。

民間やその他が行っている奨学金

病院や育英団体などが行っており、それぞれの団体独自の仕組みがあります。その他、奨学金ではありませんが国が行っている教育ローンもあります。

この上記4つの中では、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金は、返済を延滞すると個人信用情報に金融事故と同じように延滞情報として記録されてしまいます。

なお、この情報は、CRIN(Credit Information Network)により株式会社日本信用情報機構(JICC)や株式会社シーアイシー(CIC)等にも連携・情報共有されます。

平成20年より、全国銀行協会は 全国銀行個人信用情報センターに加盟していますので、もしも奨学金の返還期限が来たにも関わらず支払いを延滞すると、個人信用情報機関に異動情報として記録され、その返済完了から5年間はその情報が残ることになります。

こういった状態は巷では「ブラックリスト」とか「金融ブラック」と呼ばれていますが、実際にはそのようなリストは存在していません。「ブラックリスト」「金融ブラック」とは個人信用情報機関に記録された異動情報そのものを指します。

この「異動情報」は、クレジットカードの審査においてかなり悪い影響を及ぼすものであることから、カード申し込みをするのならこの異動情報が消えてから行ったほうが良いといえるでしょう。

従いまして、奨学金を利用して大学・大学院などへ進学した人で返済を延滞した事があるという場合には、カード申し込みの前にご自身の信用情報開示報告書を取り寄せて確認することをオススメします。

また、現在奨学金を返済中の方でその支払が困難な場合には、奨学金返還相談センター(0570-666-301)への相談ができますのでこういった相談所をご利用下さい。

少し横道にそれてしまいますが、奨学金だけではなく、携帯電話の端末を分割払い(割賦金)で購入してその支払いを滞納してしまった場合にも、その滞納の記録は5年間異動情報として残ってしまいますので充分気をつけてください。

このような場合には、クレジットカード審査だけではなく住宅ローン審査にも好ましくない影響を与えてしまいます。

奨学金の返済猶予や返還免除を受けたいのですが、カード審査に影響がありますか

過去に、奨学金返済を滞納したことがあり、返済猶予を受けているMさんという方から、下記のようなご相談がありました。

Mさんの属性・簡単なプロフィール
一般企業に勤務、年収220万円、20代後半、現在実家暮らし
一人暮らしをしていた際に家賃を滞納した経験がある(すで返済済)。

リレー口座を利用していたのですが、それでも学生時代の奨学金を滞納してしまいました。返済することが難しく、現在は事情を話して返済猶予をしてもらっています。そんな私でもクレジットカードを作ることができますか?というご相談でした。

このような場合、2つの切り口からクレジットカード取得が可能かどうか?を判断していきます。

まず、家賃の滞納についてですが、通常の賃貸・借家であれば何も問題はありません。

問題となる場合とは、保証会社を利用して連帯保証人を立てているケースです(保証料は別途必要です)。

例をあげますと、ジャックスやアプラスなどの信販系家賃保証会社を利用している場合、個人信用情報機関(CICやJICC)に滞納が記録されるため、カード審査に少なからぬ影響があります。この場合は、個人信用情報機関には異動情報として記録されてしまいます。

次に、奨学金の返済猶予を頂いているとのことですが、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金であれば、もし3ヶ月以上滞納しているとすると個人信用情報機関に異動情報として記録されてしまいます。

いずれにしろ、先にご自身の個人信用情報を開示・確認してから、申し込めそうなクレジットカードを選ぶことが肝心かと思います。

カード審査基準のハードルは、難易度の高い順から銀行系・独立系→信販系→流通系→消費者金融系となっており、消費者金融系(審査が心配な人におすすめ)が最もハードルが低く審査に通りやすいと言えます。もし審査が心配・・・という人は、消費者金融系カードを検討してみてはいかがでしょうか?