クレジットカード審査の職業別難易度

正社員 クレジットカード 注意点

正社員は簡単にカードが取得できますか?

クレジットカードの審査を受ける際に重要なポイントのひとつに、雇用形態がありますが、正社員だったらほとんどのカードの審査に通ると思っている人もいるかもしれません。

もちろんアルバイトや契約社員よりも審査に通る可能性が高いかもしれませんが、当の正社員の人でカードの審査に不安を持つ人もいるのです。クレジットカード会社での審査に通る、落ちるについて、「絶対!」とは言い切れませんので、ここでは正社員という属性が審査にどんな影響を与えるかについて話しましょう。

このサイトでクレジットカードの審査に通るポイントとしてベースに置いているのは、「正社員が申請した場合」です。

ある程度以上の信用や年収を必要とするゴールドカードやプラチナカードなど、誰もが憧れる独立系カード以外ならば、正社員で数年働いていて、個人信用情報機関に何の問題もなければ、カードの発行は可能でしょう。

それではここで、正社員がカードを申請するときに気をつけるポイントを紹介しましょう。

クレジットカードの利用履歴が全くない

これは経済管理がきちんとできているとても良い状態なのですが、クレジットカード会社からは「今までの利用履歴が全くない=過去に金融事故を起こした後にデータが消えた人と見分けがつかない」ということになり、カードの発行が難しくなる可能性があります。

セゾンは銀行系や独立系よりも審査の基準が高くない流通系のカード会社ですが、クレジットカードの利用履歴が全くないスーパーホワイトの場合には、カードの発行をしない傾向にあります。

今まで海外にいて海外でクレジットカードを作っていた人が、日本に戻って来て日本のクレジットカードを作る時にも、日本ではクレジットヒストリーがない状態なので、注意が必要でしょう。

もちろんクレジットカード会社により審査基準は様々なので絶対に無理だとは言えませんが、クレジットヒストリーがない場合には審査に落ちる可能性が高まるというのが一般的です。携帯電話を分割払いで購入して毎月きちんを支払うことでも、クレジットヒストリーを積むことができますので、参考にして下さい。

携帯電話やスマートフォン料金の支払延滞

スマートフォンなど携帯電話を分割購入して、その代金を払い忘れていた場合にも、それは個人信用情報に記録されますので、カード審査に通過できない可能性が高いです。

最近携帯電話端末機のキャンペーン期間中だということで、端末機がタダになるというキャッチコピーもよく見かけますが、実際タダで端末機を購入できるのではなく、利用料金の中に端末機の金額が隠れているので、その支払いを遅延したり滞納すると、個人信用情報にその記録がそのまま残ってしまうのです。

クレジットカードで購入したわけでもないので、甘く考えがちな携帯電話料金ですが、61日以上または3ヶ月以上滞納した場合、個人信用情報機関に異動情報として5年間記録が残ってしまいます。

記録が残るということはその間はクレジットカードの審査に通らない、ということですので、正社員でもクレジットカードの審査に落ちてしまう可能性が高いです。せっかくの正社員という安定した属性があるなら、携帯電話の利用料金の支払いも忘れないように管理して、個人の信用度を守りましょう。

カードをたくさん持っている(利用限度額が多い)

正社員だからどこのカードに申し込みをしても大丈夫だろうとあちこちのカードを持っていて、結局自分が欲しかったカードに申し込んだら審査に落ちてしまった、という話を時々耳にします。

ここでの問題は、複数のカード会社に申し込んで、既に何枚ものカードを持っているという点です。クレジットカード会社は貸金業法の総量規制という法律で管理されているので、今持っているカードの利用限度額が年収の3分の1以下になっているかをチェックします。

これは今利用している金額ではなく、今存在する限度額なので、クレジットカードを持っているだけでも総量規制の対象となります。

カードを何枚も持っている場合には、この規制により新しいカードの発行が難しくなる可能性が高いでしょう。毎月の収入も安定している正社員ならば、特に衝動買いや高級な製品の買占めをしなければ、2~3枚のクレジットカードで十分に便利に生活できるはずです。このような場合には必要でないカードは処分して、財布の中をスッキリさせることが必要です。

あまりにもカードを何枚も持っていたら、総量規制と何の関係もないマイカーローンなどでも、支払が厳しいのではないかと判断される恐れもありますので、クレジットカードの枚数や使用などの点でも、カード会社から信頼される使い方をするようにしましょう。

勤続年数が少ない

普通正社員はクレカの審査に通りやすいと認識されていますが、転職や就職したばかりなどで勤続年数が2ヶ月など1年未満の場合には、クレジットカード会社としてはこれからも安定した収入があるか不安だとなり、審査に落ちてしまう可能性が高いです。

「新卒で正社員となり、今は勤続年数6ヶ月」という場合には、カード会社でもその内容を理解しており、新入社員は将来のVIP顧客と考えているので、クレジットカードの発行を認めるケースも多いです。

そうではなく「年齢39歳、転職したばかりで勤続年数3ヶ月」というのは、転職理由がヘッドハンティングだったと仮定しても、この人の収入に安定性は感じられない、と判断してしまう可能性が高いです。

転職が悪いというわけではありませんが、カード会社としてはどうしてもその収入の安定性を考えて、勤続年数を重要視してしまう傾向にあります。この点を十分に理解して、もしも転職する予定があるならその前にクレジットカードを申込するのも、良い方法です。

どんなに大企業の正社員だったとしても、長年同じ派遣会社で働いている派遣社員や、勤続10年のベテランアルバイトと比べたら、キャリアでは後者の方がずっと信頼される、ということになります。

正社員だから絶対大丈夫だ、ということはないので、審査に通りやすい属性をよく知ることが大切でしょう。普通一般カードと呼ばれている種類は、年収250万~300万円くらいを審査通過基準としていることがほとんどで、銀行系や独立系のゴールドカードになると、年収350万円~600万円くらいでも審査に通過できないこともあります。

クレジットカードの審査基準は会社によって様々で、正社員だからカードの発行ができる、というわけでもありません。カードの利用や支払いを計画的にきちんと行って、自分の身に合ったクレジットカードを選択すれば、カードの審査で困ることは起きないでしょう。

ただ年収が高ければ良いとか、正社員だったら大丈夫、ということではありません。申込人の信頼性を重要視しているということを十分に理解して、クレジットカードの申し込みも慎重に行いましょう。