最近日本でも浸透し始めているキャッシュレス決済。
中でも「QRコード決済」は、消費税が上がってから急速に普及が進んでいます。
しかし、「よく耳にするけどあまり詳しく知らない」という方も多いのではないでしょうか?
今回この記事では、これからQRコード決済サービスを利用しようと考えている方に向けて
- QRコード決済サービスの仕組みや使い方
- QRコード決済サービスのメリット・デメリット
- お得なキャンペーンも!おすすめのQRコード決済サービス
について解説しています。
今までQRコード決済について全く知らなくても、この記事を読めば明日からでも使い始められます!
お買い物で使う方はもちろん、自分の店舗に導入しようと考えている方にも役立つ情報ばかりなので、ぜひご一読ください。
このページの目次
QRコード決済の仕組みとは?
「QRコード決済」とはその名のとおり、QRコードを読み込むことで決済をする方法です。
QRコードを読み込んだ際に、あなたのスマホにある決済アプリに紐付いたクレジットカードや、あらかじめチャージしておいた金額から引き落とされる仕組みになっています。
そして、QRコード決済には「ストアスキャン方式」と「ユーザースキャン方式」という2つの方法があります。以下でそれぞれの特徴や利用する方法を見ていきましょう。
<ストアスキャン方式>
ストアスキャン方式とは、利用者が自分のスマホ画面で表示したQRコードを店側が読み取る決済方式です。

ストアスキャン方式の場合、決済アプリを起動してスマホのQRコードを読み取ってもらうだけで決済できるので、ほとんど手間がかかりません。実際、QRコード決済を利用する場合は、ストアスキャン方式を利用する機会が多くなるでしょう。
<ユーザースキャン方式>
一方、「ユーザースキャン方式」とは、店側がレジなどに表示しているQRコードを自分のスマホにある決済アプリで読み取る決済方式です。基本的には、以下のような流れに沿って利用することになります。
- 決済アプリを起動
- レジなどにあるQRコードを読み取る
- 決済する金額を入力
- 最後に金額に間違いがないか店員さんに確認してもらう

QRコード決済のメリット
QRコード決済を利用したことがない方の中には「QRコード決済できるアプリが増えているけれど、正直利用するメリットがよく分からない…」と考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、QRコード決済は現金で支払いをするよりも、かなり多くのメリットがあります。特に代表的なメリットだといえるのが以下の4つです。
- スマホ一つでスムーズに決済できる
- 最大3%!お得なポイント還元
- キャンペーンやクーポンが充実
- お金の管理がしやすい
QRコードで決済をする利用者側は手数料もかからないので安心。以下で上記のメリットを順番に紹介します。
スマホ一つでスムーズに決済できる
QRコード決済はスマホひとつあれば利用できるので、非常にスムーズに決済ができるようになります。
例えば、今までは現金やクレジットカードで支払いをするのが主流でしたが、この方法だと状況によっては以下のような手間が発生してしまうこともありますよね。
- 小銭がなかなか見つからない
- カードがあり過ぎてクレジットカードを出すのが大変 など
しかし、QRコード決済なら現金が不要ですし、そもそも財布を出す必要がないので、上記のような手間がかかることもありません。特に自分が忙しい時間帯に買い物をするような場面では、非常に重宝するでしょう。
最大3%!お得なポイント還元
QRコード決済の大きなメリットのひとつがお得なポイント還元です。
還元率はQRコード決済サービスの種類によって異なりますが、通常の決済で0.5%〜3.0%のポイントを還元しているなど、非常に高い還元率を提供しているケースが多いです。
いつもの支払いをQRコード決済に切り替えるだけでポイントを受け取れるなら、利用しない手はないですね。
キャンペーンやクーポンが充実
QRコード決済サービスには、お得なキャンペーンやクーポンも充実しています。
例えば、QRコード決済サービスの「PayPay」は過去に「100億円あげちゃうキャンペーン」という、かなり大盤振る舞いのキャンペーンを開催したことで話題になりました。
また、それ以外のQRコード決済サービスでもユーザーの獲得のため、多くのキャンペーンの開催やクーポンの提供に力を入れています。内容も豪華でお得なものばかりなので、キャンペーンへの参加やクーポンの獲得を目的に利用するのもいいかもしれません。
お金の管理がしやすい
「お金の管理が苦手…」という方にもQRコード決済はおすすめです。QRコード決済を活用することで、お金の管理がかなり楽になります。
というのも、大半の決済アプリでは、アプリから簡単に利用明細が確認できるようになっているのです。何に使ったのかを改めて確認できるので、お金の管理が楽になるのはもちろん、不要な支出を減らすことにも繋がりますよ。
QRコード決済のデメリット
とても便利でお得なQRコード決済ですが、そんなQRコード決済にもいくつかデメリットが存在します。一般的に言われているデメリットが以下の2つです。
QRコード決済に対応していない店舗もある
「QRコード決済」という決済方法が普及し始めたのは、最近になってからです。そのため、店舗によってはQRコード決済に対応していない場合があります。
とはいえ、徐々にQRコード決済に対応している店舗は増えてきているので、そこまで心配する必要はありません。ただ、中には使えない店舗もあるということだけは覚えておきましょう。
セキュリティ対策を怠ると不正利用される危険性がある
QRコード決済には、万が一の不正利用を防ぐため様々なセキュリティ対策がされているので、決済アプリを不正利用されてしまう危険はそこまでありません。
しかし、自分自身のスマホのセキュリティ対策を怠ってしまうと、それが原因で不正利用されてしまうリスクがあるので注意。例えば、スマホにはパスワードや顔認証を設定しておくなど、最低限のセキュリティ対策は行なっておきましょう。
主要な6種類を徹底比較!おすすめのQRコード決済サービス
現在では様々なQRコード決済サービスが各企業より展開されていますが、種類が多いと違いもよく分からないですし、どれを利用しようか迷ってしまいますよね。
そんな方は、数あるQRコード決済サービスの中でも、まずは主要なQRコード決済サービスを利用してみるのがおすすめです。特に以下の6種類は大手企業が展開しているサービスなので、安心して利用することができますよ。
- PayPay
- 楽天ペイ
- LINE Pay
- au Pay
- メルペイ
- d払い
ここからは、上記の6種類のQRコード決済サービスの詳細や使用方法、キャンペーン情報や還元率、対象店舗などについてそれぞれ詳しく解説していきます。
PayPay
還元率 | 0.5% |
---|---|
支払い方法 | ・チャージしたPayPay残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
チャージ方法 | ・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の売上金 ・Yahoo!JAPANカード ・ソフトバンク、ワイモバイルまとめて支払い |
対象店舗 | https://paypay.ne.jp/shop/ |
「PayPay」は、ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁によって設立された「PayPay株式会社」が展開しているQRコード決済サービスです。知名度がとても高いので、広告を見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。
そんなPayPayはYahoo!のサービスと相性がいいのが特徴。ヤフオク!の売上金をそのままチャージに使えるなど、Yahoo!のサービスの組み合わせて使うことで、さらに使い勝手がよくなりますよ。
ちなみに、クレジットカードからのチャージは「Yahoo!JAPANカード」からのチャージにのみ対応しています。Yahoo!JAPANカードの年会費は無料ですし、PayPayを利用するなら一緒に発行しておきましょう。
Yahoo!JAPANカード
PayPayのチャージにYahoo!JAPANカードを利用するメリットや、実際にPayPayにカード情報を登録する方法については、以下の記事も参考にしてみてください。
⇒ PayPayに登録するべきクレジットカードとは?!登録方法や知っトク情報まとめ!
楽天ペイ
還元率 | 0.5% |
---|---|
支払い方法 | ・チャージした楽天Pay残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
チャージ方法 | ・楽天カード ・楽天銀行 ・フリマアプリ「ラクマ」の売上金 |
対象店舗 | https://pay.rakuten.co.jp/shop/ |
「楽天pay」は、楽天市場などのサービスを運営している楽天が展開しているQRコード決済サービスです。楽天payに直接チャージするか、クレジットカードを登録することで決済ができるようになります。
ちなみに、1番お得な支払い方法が「楽天カードでチャージをして楽天payで決済する」という方法。この方法なら楽天カードの還元率を合わせて最大1.5%のポイントを獲得できるので、ザクザクポイントを貯めることが可能です。
LINE Pay
還元率 | 最大2.0% |
---|---|
支払い方法 | ・チャージしたLINE Pay残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
チャージ方法 | ・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・QRコード ・LINE Payカード ・Famiポート |
対象店舗 | https://line.me/ja/pay/merchant/offline/gourmet |
今の時代もはや必須ともいえるコミュニケーションアプリ「LINE」が提供している「LINE Pay」は、最大2.0%の還元率が魅力のQRコード決済サービスです。
決済だけでなく、LINEの友達にLINE Payを通じて送金が簡単にできる、家計簿アプリと連携できるなど、使い勝手もかなりいいので多くの方に利用されています。基本的な使い方に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
⇒ LINE Payでクレジットカード決済!登録&支払い方法を解説~Visa LINE Payカード情報も
au Pay
還元率 | 最大1.5% |
---|---|
支払い方法 | チャージしたau pay残高から支払う |
チャージ方法 | ・auかんたん決済 ・auじぶん銀行 ・セブン銀行 ・クレジットカード ・コンビニ ・一部の実店舗 |
対象店舗 | https://aupay.wallet.auone.jp/store/ |
「au pay」は大手キャリアのauのQRコード決済サービスです。
auスマートパスプレミアム会員なら還元率が1.5%になる上に、クレジットカードからチャージすることでポイントの二重取りが可能。auユーザーの方向けのサービスとなっています。
メルペイ
還元率 | なし |
---|---|
支払い方法 | ・チャージしたメルペイ残高から支払う ・メルペイスマート払い |
チャージ方法 | ・銀行口座 ・メルカリの売上金 |
対象店舗 | https://www.merpay.com/shops/ |
「メルペイ」は、フリマアプリとして有名な「メルカリ」が提供するQRコード決済サービスです。様々な実店舗やネットショップで利用できる上に、メルカリでの買い物にも利用できます。
また、メルペイスマート払いを活用することで、後払い方式で決済することも可能です。そのため、現在手元に現金がない状況では非常に役立つでしょう。
d払い
還元率 | 最大1.0% |
---|---|
支払い方法 | ・d払いにチャージした残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
チャージ方法 | ・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・コンビニ |
対象店舗 | https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/town/index.html |
大手キャリアであるドコモでは、携帯や光回線以外にも「d払い」というQRコード決済サービスを展開しています。ドコモのサービスではありますが、ドコモユーザー以外でも利用することが可能です。
ポイントがアップするキャンペーンをよく行っており、タイミングによっては還元率10%を超える場合も。ドコモのクレジットカード「dカード」を登録することで、さらにお得になりますよ。
dカード
「d払いについてもっと知りたい」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
⇒ d払いはクレジットカードと組み合わせるのが最強!登録・ポイント倍増方法!おすすめカードも紹介
ポイントの二重取りが可能!クレジットカードと組み合わせてさらにお得
QRコード決済サービスの中にはクレジットカードと組み合わせて使うことで、さらにお得に使えるサービスも存在します。特に以下の組み合わせはポイントが貯まりやすいので、非常におすすめです。
- PayPay×Yahoo!JAPANカード
- 楽天ペイ×楽天カード
- d払い×dカード
具体的にどのくらいお得になるのか、以下でそれぞれ見ていきましょう。
PayPay×Yahoo!JAPANカード
PayPayをメインで利用する場合は、Yahoo!JAPANカードも一緒に作っておきましょう。
Yahoo!JAPANカードがあればチャージ不要で決済できるので、決済が非常にスムーズになります。イメージとしては、スマホがそのままクレジットカードになるようなイメージですね。
また、Yahoo!JAPANカードを登録して決済することで、0.5%のポイントを獲得することもできます。具体的な仕組みや登録の方法は以下の記事で解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。
⇒ PayPayに登録するべきクレジットカードとは?!登録方法や知っトク情報まとめ!
楽天ペイ×楽天カード
楽天ポイントを重点的に貯めたい方は、楽天ペイ×楽天カードの組み合わせがおすすめです。
通常、楽天ペイで決済をすると0.5%の還元率ですが、楽天ペイに楽天カードを紐づけて決済することで、楽天カードの1.0%の還元率が加わり、最終的には1.5%の還元率になります。つまり、ポイントの二重取りができるようになるのです。
楽天カード自体は年会費無料なので、所有するデメリットも特にありません。楽天ペイを利用するなら、ぜひ楽天カードと組み合わせて使いましょう。
d払い×dカード
d払いに登録できるクレジットカードは様々ありますが、dポイントを効率よく貯めたいのであればdカードを登録しておきましょう。
d払いの基本的な還元率は最大で1.0%ですが、支払い方法をdカードに設定することで、2倍にアップ。つまり、最大2.0%の還元率で決済ができるようになります。
ちなみに、d払いの基本的な情報やdカードと組み合わせるメリットは以下の記事でも紹介しています。
⇒ d払いはクレジットカードと組み合わせるのが最強!登録・ポイント倍増方法!おすすめカードも紹介
QRコード決済サービスの比較ポイント
自分に合ったQRコード決済サービスを選ぶためには、それぞれのサービス内容を比較することが重要です。特に以下の項目に関しては、事前によく比較した上で検討するべきでしょう。
- QRコード決済サービスが使える店舗の種類・数
- QRコード決済サービスのポイント還元率
- QRコード決済のチャージや支払い方法・種類
- QRコード決済で参加できるキャンペーン
とはいえ、自分で比較するのは中々大変なのも事実。
そこで、以下ではこれまでに紹介した6種類のおすすめQRコード決済サービスを、上記の項目ごとにそれぞれ比較した結果を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
QRコード決済サービスが使える店舗の種類・数
QRコード決済サービス | 利用可能店舗数 |
---|---|
PayPay | 94万ヵ所以上 |
楽天ペイ | 120万ヵ所以上 |
LINE Pay | 100万ヵ所以上 |
au Pay | 非公開 |
メルペイ | 135万ヵ所以上 |
d払い | 10万ヵ所以上 |
利用可能店舗数だけを見ると、楽天ペイ、メルペイが圧倒的に多いですね。
とはいえ、利用できる店舗の種類はほぼ同じです。どのQRコード決済サービスでも、ほとんどのコンビニやスーパー、百貨店などで利用することができます。
QRコード決済サービスのポイント還元率
QRコード決済サービス | ポイント還元率 |
---|---|
PayPay | 0.5% |
楽天ペイ | 0.5% |
LINE Pay | 最大2.0% |
au Pay | 最大1.5% |
メルペイ | なし |
d払い | 最大1.0% |
還元率に関しては、比較的LINE Payが高めに設定されています。
ただ、どのQRコード決済サービスにも言えることですが、条件によってポイント還元率は異なりますし、クレジットカードとの組み合わせでも変わってくるので、QRコード決済サービスを選ぶ際は、自分の利用状況に合ったものを選ぶことをおすすめします。
QRコード決済のチャージや支払い方法・種類
QRコード決済サービス | 支払い方法 | チャージ方法 |
---|---|---|
PayPay | ・チャージしたPayPay残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・ヤフオク! ・PayPayフリマの売上金 ・Yahoo!JAPANカード ・ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い |
楽天ペイ | ・チャージした楽天Pay残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
・楽天カード ・楽天銀行 ・フリマアプリ「ラクマ」の売上金 |
LINE Pay | ・チャージしたLINE Pay残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・QRコード ・LINE Payカード ・Famiポート |
au Pay | ・チャージしたauPay残高から支払う | ・auかんたん決済 ・auじぶん銀行 ・セブン銀行 ・クレジットカード ・コンビニ ・一部の実店舗 |
メルペイ | ・チャージしたメルペイ残高から支払う ・メルペイスマート払い |
・銀行口座 ・メルカリの売上金 |
d払い | ・d払いにチャージした残高から支払う ・登録したクレジットカードから支払う |
・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・コンビニ |
チャージ方法としては、PayPayやau Payが特に豊富ですね。
一方、支払い方法に関しては、どのQRコード決済サービスもほとんど同じような内容になっています。ただ、PayPay、d払いは利用可能なカードが豊富なので、クレジットカードを登録する方はPayPay、d払いを選択することをおすすめします。
QRコード決済で参加できるキャンペーン
QRコード決済サービス | QRコード決済で参加できるキャンペーンの頻度 |
---|---|
PayPay | 多め |
楽天ペイ | 多め |
LINE Pay | 普通 |
au Pay | 普通 |
メルペイ | 少なめ |
d払い | 多め |
主要なQRコード決済サービスでは、基本的にほとんどの期間何かしらのキャンペーンを開催していますが、特にPayPay、楽天ペイ、d払いがキャンペーンの頻度が多めでした。
また、PayPay、au Pay、d払いは、比較的キャンペーンの期間が長い&無期限で開催しているものが多いので、積極的にキャンペーンに参加したい方にはおすすめです。
例えば、以下のキャンペーンは無期限で開催しているため、どのタイミングでも参加することができます。
- 街のお店&ネットのお店でd払いを利用すると最大2,000ポイントプレゼント
- 毎月実施しているPayPayのキャンペーン「いつもどこかでワクワクペイペイ」
ちなみに、高還元率のキャンペーンを開催する傾向が高いのがPayPayとd払いの2つ。高還元率のキャンペーンに絞って参加するだけでも、多くのポイントを獲得できるでしょう。
【店舗向け】目的別おすすめのQRコード決済サービス
QRコード決済サービスは年々普及しており、必然的にシェア率は高くなっています。店舗の運営をしているのなら、QRコード決済サービスの導入はもはや必須だともいえるでしょう。
しかし、どのQRコード決済サービスを導入するかの判断は中々難しいですよね。
そこで、以下ではニーズ別に分けて、それぞれ店舗に導入するべきおすすめのQRコード決済サービスを紹介します。
- 導入したいがコストや手数料が気になる
- 中国人観光客の顧客を増やしたい
- ポイントを利用して集客力を上げたい
「これからQRコード決済サービスを導入したい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
コストや手数料が気になる方におすすめ
「QRコード決済サービスを導入したいけれど、コストや手数料が気になる…」という方におすすめなのが、PayPay、LINE Pay、メルペイの3つです。
この3つは期間限定で決済手数料無料キャンペーンを行なっているため、コストや手数料が気になる方には最適です。試験的に導入してみるのもいいかもしれません。
また、メルペイの場合は、キャンペーン終了後も手数料1.5%という格安な手数料でサービスを提供しています。QRコード決済サービスの手数料は平均で約3.0%なので、平均の半分の手数料で利用できるということになり、非常にお得です。
中国人観光客の顧客を増やしたい方におすすめ
中国人観光客の顧客を増やしたい方は、PayPay、もしくはau Payがおすすめです。
なぜなら、PayPay、au Payは、中国で普及しているAlipay(アリペイ)やWeChat payに対応しているためです。
これらの決済サービスは中国でとても普及しており、Alipay(アリペイ)は中国でのシェアが約5割、WeChat payは約4割と、非常にたくさんの中国人に利用されています。
そもそも、中国はQRコード決済サービスがとても浸透している国。9割以上の支払いはスマホ・コード決済で行われていると言われているほどです。
そのため、中国人観光客の顧客を増やしたいなら、QRコード決済サービスの導入は必須とも言えます。PayPay、au Payのいずれかから自分に合ったサービスを導入しましょう。
ポイントを利用して集客力を上げたい方におすすめ
ポイントを利用して集客力を上げたい方には、楽天ペイがおすすめです。
楽天ペイは、登録するクレジットカードを楽天カードにすることで、本来別の支払い方法なら200円で楽天ポイントが1ポイント貯まるのに対し、100円の決済で1ポイント貯まるので、かなり効率よくポイントを貯めることができるのが特徴です。
そのため、楽天ポイントを貯めているお客様に対して、「楽天ポイントが貯まる・使えるお店」としてアピールすることができます。そもそも楽天のサービスを利用している方は多いので、いいアピールポイントになるでしょう。
QRコード決済まとめ
今回の記事では、QRコード決済サービスの仕組みや利用するメリット・デメリット、主要なQRコード決済サービスの比較情報などについて紹介しました。以下まとめです。
- QRコード決済とはスマホの決済アプリを利用してQRコードを読み込み、決済する方法
- 現金や財布がなくでも決済できるのでスムーズに買い物ができる
- ポイント還元やキャンペーンが充実している
- 対応していない店舗もあるので注意
- クレジットカードと組み合わせて使うことで、さらにお得に決済できる
- 店舗を運営しているならQRコード決済は導入するべき
QRコード決済サービスを活用することで、普段の買い物がよりお得になります。利用者の方は基本的にどのサービスも無料で利用できるので、気軽な気持ちで使ってみてください。