クレジットカード審査に関するQ&A

CICに異動情報 クレジットカード

例1:携帯電話の割賦契約を滞納して債権譲渡になった例

ここでは2つの例を上げてCICに異動情報が残っている場合にクレジットカードの審査に通過するかについてお話します。

*契約内容

*契約者のデータ
[契約の種類]個品割賦
[契約年月日]平成25年 8月1日
[契約終了予定日]平成27年7月20日
[契約額] 81千円 (24回払い)
[商品名略称] (1)携帯電話
[数量・回収・期間] (1) 1

*支払状況
平成25年8月2日現在の登録内容
[残債額] 0千円 [返済状況]異動
[情報発生日]平成25年 4月2日
[入金状況]012345678901234567890123[終了状況]移管終了
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[金額] 45千円
[割賦残債額] 0千円
[年間請求額] 0千円

上記は最近非常に多いiphoneなどスマートフォン本体を割賦契約して、滞納したという事故情報です。この状況をさらに詳しく説明しますと、最近はスマート機器のあらゆる会社でキャンペーンを行うことが多く、この時期に購入するとモバイルPCがたった1円で購入できます!
といった宣伝方法です。

それならといって1円で購入した後、モバイルPCを一切使っていなくて解約をしたら、契約違反で違約金が発生してしまい、その支払いを無視して債権譲渡になった結果、今は債権回収会社に返済中、となった例です。

これはクレジットカードの返済の滞納や遅延よりも、深刻な状況であるといえます。終了状況に移管終了となっていますが、債権回収が不可能となり第三者に債権譲渡された、という意味です。

この端末代金は81千円となっていますが、24回払いだと月々約3千円なので、十分に支払い可能な金額だと考えられますが、入金状況を見ると最初の3回は返済して、それ以降は未入金の状態が続いていることが分かります。これを見てクレジットカード会社など金融機関がどのように判断するでしょうか?

「月に3千円の支払いもできない人に、新しいカードは発行できない」というのが正直な感想でしょう。たかが端末代金の3千円を支払っていないだけ、という風に軽く考えるのはとても危険です。

このように個別割賦契約をした信販会社の社内データには、個人信用情報機関に記録される期間が過ぎてもそのまま残ってしまいます。ですからこれ以降この信販会社が絡んでいるあらゆる割賦契約など分割払い、またはこの信販会社が関連している家賃保証会社と契約しての賃貸借契約も無理だ、ということになります。

もちろん、この信販会社のクレジットカードを申請しても、審査に無条件落ちてしまうでしょう。また、この状態でさらに大きな住宅ローンやマイカーローンなどには落ちてしまう可能性が高いので、CICの情報が消える5年後を待ってから申請しましょう。その間は金融関連のあらゆる問題も起こさないように気をつけてください。

もしも、どうしても新しいクレジットカードが欲しい場合には、比較的審査基準が柔軟なカード(ACマスターカード)を選んでみてはいかがでしょうか?

例2:親が無断でクレジットカードでキャッシングして延滞した例

*支払状況

平成26年9月10日現在の登録内容
[残債額] 400千円 [返済状況]異動
[情報発生日]平成26年6月7日
[入金状況]012345678901234567890123
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この人は住宅ローンの申し込みをしたのですが、どの金融機関からも断られてしまいました。

この人の親が何も言わずクレジットカードを使用して、50万円のキャッシングを行ったのですが、最初3回だけ支払いをしてその後はずっと支払っていなかった、という状況でした。

これはもちろんCICの個人信用情報機関に異動情報として残り、いわゆるブラックの状態になってしまったわけです。個人的に考えればとても可哀想な人なのですが、金融会社から見ればブラックであることに全く変わりありません。

この人が例1の人と違うのは、契約がまだ終わっていないという点です。延滞がただそのまま続いている状態なので、このままいけば延々と異動情報の記録が記載され続けることでしょう。 この人はどうすれば良いのでしょうか?

解決方法とすれば、まずキャッシングの残金をできるだけ早く完済させることで、取引の終了をすることです。それからもう一度住宅ローンの申請を行って下さい。

けれども個人信用情報にまだ事故情報は残っているので、審査に落ちる可能性はまだ高いです。しかし住宅ローンの場合にはキャッシングやその他ローンの完済が、融資の条件となるケースがたくさんあります。ですから信用情報にはまだ延滞の履歴が残っていても、完済して契約を終了させることによって延滞でなくなれば、無理な申し出ではありません。

その場合、個人信用情報を開示して、契約が終了していることをきちんと確認してからローンの申し込みを行いましょう。住宅ローンの審査はこのような信用情報の履歴だけでなく、収入や勤続年数、勤務先などの個人の属性や物件の担保価値などを総合して判断します。年収に対してローンの返済負担金が30~35%以上である場合には審査に落ちる可能性が高く、極端に自己資金が少なくても審査に通過するのは難しいです。

ですから個人信用情報の履歴だけを審査するのではありません。

CICに金融事故情報が残っていてもカードが作れる?

「自己破産してからまだ5年経っていないのに、アコムのACマスターカードが発行されたんだけど、なぜだろう?」と質問した人がいました。

普通は自己破産したらCICに異動情報が残ってしまうので、カード審査に落ちる可能性のほうが高いです。

また自己破産して法定免責と記載されていると、何らかの形で債務整理をしたということが明らかになってしまいます。もちろん金融事故情報があるからといって、クレジットカードを発行するなという規律はありません。

クレジットカード会社によって審査基準は様々で、アコムもCICの加盟企業なのでカード審査にCICを参照しないということはまずあり得ません。

あくまでそのカードを審査した担当者の判断によって発行されたはずです。アコムのACマスターカードはクレジットカードというよりもキャッシングの審査だと考えるべきでしょう。

クレジットカードを審査する時には利用履歴が全くないスーパーホワイト(詳しくはこちら)の場合審査に落ちる可能性が高いですが、キャッシングに関しては全く関係ありません。

この消費者金融系のカード会社の場合には、他のカード会社とは違った独自の審査基準があり、このように自己破産など債務整理を行った人を、他に借金がないと考えてカードを発行したのかも知れません。また、この会社が積極的に顧客を集める時期だった可能性もあります。

もちろんアコムの審査の基準がとても甘い、ということではありません。この場合はその他個人の属性などを審査して、発行しても大丈夫だと判断されたと理解するべきでしょう。

もちろん延滞が解消されていなくて異動情報が残っている限りは、クレジットカードの発行は難しいといえます。延滞や遅延など起こさないように、自分で支払えるだけクレジットカードを使用することが、これからの自分の信用につながってきます。

既に金融事故などで履歴が残っている場合には、その履歴が早く消えるように努力して、情報が残っている間はじっと我慢して時を待ちましょう。