ETCカードを利用すると、高速料金が安くなったり、クレジットカードと同時発行すればポイント獲得までできて現金払いより断然お得!
ですが、ETCカードの作り方や、同時発行が可能なクレジットカードも多数あるため「どれを選べばいいの?」と選択ができない人も少なくありません。
そこでこの記事では、これからETCカードを作りたい人に向けて
- ETCカードを年会費無料で作れるおすすめカードをランキングで比較
- クレジットカードとETCカードを同時発行するお得な使い方を解説!
- ETCカードの専用カードと一体型で違うメリットとは?
といった情報をまとめてご紹介しています。
ETCカードを初めて作る人はもちろん、専用カードからETC付きクレジットカードへの乗り換えを検討している人も知っておいて損はない情報なので、ぜひ最後までお付き合いください!
このページの目次
ETCカード選びの重要ポイント
お得なETCカードかどうなのかを見極めるために大切なポイントは様々ありますが、特に重要なのが以下の2点です。
- 年会費・発行手数料
- ポイント還元
以下で詳しく解説します。
年会費・発行手数料
ETCカードは一般的にクレジットカードの追加カードとして発行されるのですが、クレジットカードの年会費とは別にETCカードの年会費がかかるケースもあります。
ただ、ETCカードの年会費が発生してもしなくても、基本的な機能は同じ。そのため、ETCカードを作る際はできるだけ年会費が無料のものを選ぶようにしましょう。
また、中にはカードの発行手数料や更新費が有料となっているカードもあるので、見落とさないように注意してください。
ポイント還元
ETCカードを選ぶ際の基準としては、ポイントの還元率も重要なポイントになります。
クレジットカードには利用額に応じてポイントが貯まる「ポイント制度」が導入されていることがほとんどなのですが、還元率が高ければ高いほどお得になります。
ちなみに、ここでいう「還元率」とは貯まるポイントの割合のこと。例えば、還元率1%だと100円で1円相当のポイントが貯まりますよね。
カードによって還元率は異なりますが、目安としては還元率1%以上のカードがおすすめです。
また、「ETC利用分は通常より多くポイントがもらえるカード」や、逆に「ETC利用分はポイントの対象外」などカード会社によって内容は異なるので、事前に確認しておきましょう。
ここまで紹介したポイントを一度まとめます。結論としては以下の通りです。
- 年会費&発行手数料が無料のカードを選ぶ
- ポイント還元率が1%以上
お得なカードかどうかの判断基準としては、基本的にこの2点をクリアしていればOKです。
また、「手持ちのクレジットカードでETCカード作ればいいや」と考える方も多いかと思いますが、年会費がかかってしまうような場合は、ETCカードのメリットを活かせないこともあります。
よく有料道路を利用する方は、この機会に高還元率のカードへの切り替えも検討してみましょう。
ちなみに、「もっとこだわってETCカードを比較、検討したい!」という方は、こちらも参考にしてみてください。
ETCカード付きクレジットカードおすすめランキング!
ここからは、おすすめのETCカードをランキング形式で紹介したいと思います。
年会費や発行手数料が無料、還元率1%以上のカードもランクインしてるので、
「どのETCカードを作ろうか悩んでいる」という方は、検討してみてください。
オリコカード・ザ・ポイント
おすすめのETCカードランキング第1位は「オリコカード・ザ・ポイント」!
クレジットカード自体の年会費はずっと無料。もちろんETCカードの年会費・発行手数料も無料ですよ。
さらに、ETC通行料金100円につき1ポイントが貯まるという驚愕の高還元ETCカードとなっています。
年会費・手数料無料でなおかつETCでもポイント高還元という、ETC付きクレカ界No.1のコスパ最強カードです!
イオンカード(WAON一体型)
おすすめのETCカードランキング第2位は「イオンカード(WAON一体型)」です。
イオンカードはカード自体も、ETCカードの年会費・発行手数料も無料です。
さらに、イオンのETCカードの最大の特徴とも言えるのが、
ETCゲートで開閉バーと車両が衝突し損傷した場合、年に1回一律5万円のお見舞金が貰える、車両損傷お見舞金制度です。
最短で申込の翌日にカードが発行されるので、すぐに利用できることも特徴の1つです。
イオンカード(WAON一体型)
楽天カード
おすすめのETCカードランキング第3位は「楽天カード」です。
楽天PointClubのダイヤモンド会員、プラチナ会員、または楽天ゴールドカードか楽天プレミアムカードをお持ちなら年会費無料で、どれにも該当しない方でも年会費は550円(税込)とお得です。
楽天カードは、100円につき1ポイントを貯めることができます。
さらに、ENEOSでのご利用でポイントが最大1.5倍貯まります。
ポイントが貯まりやすいカードとして有名ですから、ETCの利用でさらにポイントを貯めることができます。
REX CARD
おすすめのETCカードランキング第4位は「REX CARD」です。
REX CARDはETC年会費や発行手数料が無料なのはもちろん、ポイント還元率1.25%と高還元率なのが特徴。ETCカードの利用でも1.25%のポイントが貯まります。
また、クレジットカードの年会費が無料なのにも関わらず、海外旅行傷害保険や国内傷害保険などの付帯サービスが充実しているので、旅行の頻度が多い方にもおすすめです。
REX CARD
もっと知りたい!ETCカードの違い
お得なETCカードを選ぶ基準としては、上記でお伝えした通り「年会費&発行手数料が無料」「ポイント還元率が1%以上」を意識するのがおすすめです。
とはいえ、突き詰めるとこの2点以外にも比較できる要素はたくさんあります。
ここからは、「お得なETCカードの中でも最も自分に合ったカードを作りたい!」という方に向けて様々な比較ポイントを紹介するので、実際にカードを作る際の参考にしてみてください。
カード発行にかかる日数
通常、ETCカードに申し込んでから受け取るまでには1週間〜数週間ほどかかります。
とはいえ、受け取るまでにかかる日数に関しては、カード会社によっても大きく異なる部分。「急いでETCカードを用意しないといけない」という方は、発行スピードが早いカードを選ぶようにしましょう。
三井住友VISAクラシックカード
ちなみに即日発行できるETCカードについては、こちらの記事でも詳しく紹介しているので、急ぎの事情がある方は目を通してみてください。

専用カードとクレジットカード一体型
ETCカードには、
- クレジットカードの追加カードとして発行されるETC機能のみを持った専用のカード
- クレジットカード機能とETC機能を両方持った一体型カード
という2種類のパターンが存在します。
それぞれメリットやデメリットも異なるので、以下の表を参考に自分にとってメリットが大きい方のカードを作るようにしましょう。
メリット | デメリット | |
専用カード | ・盗難に合った時の被害が一体型と比べて少ない ・ETCゲートを通る際に挿入する手間がない |
・買い物などには利用できない ・キャッシング機能を使えない |
一体型カード | ・一体型なので管理が簡単 ・一体型なので買い物などにも利用できる |
・盗難に合った場合ETCカードも使えなくなる ・ETCゲートを通る際に挿入する手間がかかる |
ちなみに「どちらにしようか迷っている」という方は、専用カードを作るのがおすすめ。セキュリティー面や利便性の面などを考えると専用カードの方が無難です。
発行できるETCカードの枚数
ETCカードは、一部のカード会社を除くと基本的には「クレジットカード1枚につきETCカード1枚の発行」としていることがほとんどです。
そのため、「車が何台かあるのでETCカードも2枚以上必要」という場合は、ETCカードを複数枚発行できるカードを選ぶようにしましょう。
アメリカン・エキスプレス・カード
クレジットカードの特典
クレジットカードに付帯する特典はカード会社によって様々です。
特に車を運転する機会が多い方は、エネオスなどのガソリンスタンドの割引きがついていたり、ロードサービスが付帯しているカードも選択肢の一つとして入れておきましょう。
楽天カード
エポスカード
審査なしのETCカード
中には「クレジットカードの審査に通らないのでETCカードが作れない…」という方もいるかと思います。
そんな方には「ETCパーソナルカード」がおすすめ。ETCパーソナルカードならデポジット(預託金)を払うことで審査なしで発行することができますよ。
専用のETCカードなのでクレジットカードのように買い物などには使えませんが、「クレジットなしでも構わない」という方は検討してみてはいかがでしょうか。
また、審査なしのETCカードについてはこちらの記事でも解説しているので、「カードの審査に通るか不安」という方は参考にしてみてください。

ちなみに「本当はクレジットカードも発行したい」という方は、ETCパーソナルカードを作る前に、デポジット型のライフカードに申し込んでみることをおすすめします。
デポジットを預けるという点では同じですが、こちらはクレジットカード機能が付帯しているので、普段の買い物にも利用できて便利ですよ。
ライフカード(デポジット)
ETCカードの作り方
新規でETCカードを作る場合は、大きく分けて以下の2通りの方法で作ることが可能です。
- クレジットカードの申し込みと一緒にETCカードに申し込む
- 既に持っているクレジットカードでETCカードを発行する場合は、会員ページなどから申し込む
いずれにせよ、基本的には簡単に発行することが可能。多くの手間がかかってしまうようなことはありません。
また、ETCカードの詳しい作り方に関しては、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

ETCカードのお得な割引サービス
ETCカードを作ると料金所をスムーズに通過できる上に、様々な割引サービスが利用できるようになります。
以下で詳しい割引内容をみていきましょう。
ETC割引
ETCカードを持っているだけで、有料道路を通常よりも安い値段で利用することができます。
ちなみに割引の種類は大きく分けて以下の3通り。それぞれ利用する時間や日によって適用される割引サービスが異なります。
割引サービスの種類 | 適用される条件 | 割引率 |
平日朝夕割引 | ・ETCマイレージサービスに登録している ・平日「朝:6時~9時」、「夕:17時~20時」に適用 ・地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外) |
最大で約50%還元 |
深夜割引 | ・毎日0~4時の時間帯に適用 | 30%割引 |
休日割引 | ・普通車、軽自動車等(二輪車)限定 ・土曜・日曜・祝日に適用 ・地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外) |
30%割引 |
最低でも30%割り引かれた金額で利用することができるので、普段から有料道路を利用している方は大幅に節約することができそうですね。
ETCマイレージサービス
ETCマイレージサービスとは、有料道路を利用した際の支払い額に応じてポイントが貯まるサービス。貯まったポイントを使って無料通行することができます。
事前登録が必要にはなりますが登録料は無料ですし、10%の高還元率で利用することができるのでかなりお得。ETCカードを発行した際にはぜひ登録しておきましょう。
ETC2.0での割引
2016年ごろから、従来のETCよりも進化した「ETC2.0」が本格的に導入されはじめ、圏央道の料金割引や、一部の道の駅利用時の一時退出が追加料金なしになるなど、よりお得に利用できるようになりました。
ETC2.0に対応した車載器が必要にはなりますが、今後はさらに便利になっていく可能性が高いので、今のうちに導入しておいても損はないかと思います。
おすすめETCカードまとめ
今回は、おすすめのETCカードや選ぶ際のポイント、ETCカードのお得情報について紹介しました。以下まとめです。
- ETCカードを比較する際には、年会費や発行手数料、ポイント還元率を重視しよう
- 一番おすすめなETCカードは「オリコカード・ザ・ポイント」
- ETCカードを持っているだけで様々な割引サービスが使える
ETCカードを作れば有料道路をお得に利用することができますし、何より料金所をスムーズに通過できるのも嬉しいポイント。
年会費や発行手数料がかからないタイプであれば、特に発行するデメリットもありませんので、有料道路を利用する頻度に関わらず、車を持っている方はとりあえず作っておくことをおすすめします。